WANNABE's Diary

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フランス旅行記〔2018-2019〕9日目

~家族でパリのアパルトマン滞在~
「9日目」

~目次~
1 夜のモン・サン・ミッシェル
2 モン・サン・ミッシェルの歴史、見どころ


12月30日(日)

1 夜のモン・サン・ミッシェル

わたしは昨日は早く寝てしまったので、今朝は6時半に起きました♪

しかし、外は真っ暗。家族3人で懐中電灯を持って外へ出ましたが、足元が暗くて怖い…ので、すぐにホテルの部屋に戻り、明るくなるのを待つことにしました。(笑)


昨夜、わたしが寝たあとに夫と娘は外を散歩したそうです。夜のモン・サン・ミッシェルの写真を見せてもらいました。クリスマスの飾りがきれいですね。

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さて、8時になったので、ホテルの朝食をいただきに行きました。

可愛らしい店内。メニューはシンプルでした。

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2 モン・サン・ミッシェルの歴史、見どころ

空も明るくなってきたので、礼拝堂を目指して出発します。
そんなに寒くはないのですが、細かい霧雨が降っていました。傘をさすほどではないけれどだんだん濡れるので…、なるべく建物に入って観光していきました。


(1)サン・ピエール教会

洞窟の中に堀られた教会で、教会の前にはジャンヌ・ダルク像があります。

ジャンヌ・ダルクは大天使ミカエルのお告げを受けてイングランドとの百年戦争でフランスを勝利に導いた、フランスの国民的ヒロインです。

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サン・ピエール教会は、暖かい雰囲気の小さな教会でした。

建物の中に、銀色のミカエル像があり、神々しい雰囲気です。
(礼拝堂の頂上の金色のミカエル像に相対して、銀色なのでしょうか?)

皆カラフルな容器に入った小さなキャンドルに火を灯していて、わたし達も同じように火を灯しました。

ただ、火を灯す時に、ネクタイ(マフラー?)に火がうつって慌てている方がいらっしゃいました…。

カトリック教会ではキャンドルが欠かせませんが、火を灯すときは、くれぐれも注意しなければ…。


(2)歴史博物館(有料)

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時代の波に翻弄され、モン・サン・ミッシェル
礼拝堂が閉鎖され、全く別の役割を持っていた時期がありました。


14世紀に勃発したイギリスとフランスとの百年戦争の時には「城塞」となり、

18世紀のフランス革命後には、なんと「監獄」として使われました。

フランス革命後、反革命の王党派などが囚人としてこの監獄に送り込まれました。

1863年のナポレオン3世の勅命により閉鎖されるまで、1万2千人もの人がここに送られ、
「海のバスティーユ」として人々に恐れられました。


歴史博物館では、城塞だった頃の武器や、監獄だった頃の牢屋などを見ることができました。
(写真が無くてすみません。)


(3)修道院、礼拝堂(有料)

修道院、礼拝堂に上る道は、ほとんどが階段か坂道で、傾斜が急です。なかなかハードです。

しかし、そんなことより…、
異次元に迷い込んだような、不思議な景色。
映画「天空の城ラピュタ」のようだと思いました。

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礼拝堂のてっぺんには、金色に輝く大天使ミカエル像があります。

かなり高いところにありますが、肉眼でもはっきり見えます。

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時間が合わず、ミサは参加できなかったのが残念でした。美しい歌声が聴けませんでした…。

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モン・サン・ミッシェルは、フランス語で「聖ミカエルの山」の意味です。
Mont(モン)=山
Saint(サン)=聖
Michel(ミッシェル)

☆大天使ミカエルとオベール司教のレリーフ

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言い伝えによると、モン・サン・ミッシェルからほど近いアヴランシュの町の司教だったオベールの夢に大天使ミカエルが現れ、「あの岩山に聖堂を建てよ」と命じました。

その後、再びミカエルはオベールの夢にやって来ましたが、オベール司教はただの夢だと思ってなかなか信じません。

ミカエルは三度目にはオベールの額に指をかざして稲妻を走らせました。
翌朝、オベールは自分の頭に穴が開いていることに気づいて愕然とし、ようやくお告げが本物だと確信したのです。

オベール司教が指示通りの場所に小さな聖堂を建てると、それまで陸続きだったその場所は、
驚くことに一夜にして海に囲まれる孤島になったといいます。


8世紀に岩山の上に最初の聖堂が建てられ、それから、建造、崩壊、修復を繰り返し、13世紀にほぼ今の形になったのだそうです。


☆西のテラス
視界が開け、見晴らしの良いところに出ました。
ただし、霧がたちこめており、遠くは見えませんが…、幻想的な景色でした。
(写真では かなり分かりにくいですが💦)

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☆石工のサイン
この大きな石は、少し離れた島から切り出され、運ばれました。

数字やアルファベットのようなものは、石工の固有のサインで、これを持って賃金が支払われたのだそうです。

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☆回廊

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☆食堂

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特に百年戦争のあと、モン・サン・ミッシェルは大変な信仰を集め、ヨーロッパ中から、たくさんの人々が巡礼にやってきたそうです。

当時は、道中に強盗や疫病、戦争などたくさんの危険が待ち受けており、また、最後には引き潮を待って砂浜を渡らねばなりませんでした。

一気に押し寄せる大波に飲まれて命を落とすものもあり、モン・サン・モッシェルに巡礼するものは遺言書をしたためてから出発したといいます。


今、わたし達は何の苦労もなく、モン・サン・モッシェルに行けます。

キリスト教徒ではないのですが、何かおごそかな気持ちで参拝?させていただきました。

今回は、ここまで…♪
(Fin)